はじめに
こんにちはディーメイクスタッフのFです。今回は簡単にプライベートで購入したはんだごてとRaspberry Pieの紹介をしたいと思います。
最近個人的に身の回りの物を修理したいブームやなんとなくな、ものづくり気分が到来しているので、前から欲しかった道具を買ってみました。

HAKKO はんだごて FX-600-02
買ったはんだごてはHAKKOさんの販売しているFX-600-02。
温度調整の可能なこてです。
実売価格はamazonで当時4,000円ほどでした。

このはんだごての特徴としては
・すぐに温まり作業が可能。
・温度調整が可能
・こて先のオプションが豊富
といったところです。該当温度に達するとLEDが点滅して知らせてくれます。
実は今までのW数のみ指定されている安価なはんだごてで簡単な作業や修理をしてきたのですが、正直下記のような難がありました。
・温まるのに時間がかかる
・こて先に載せたはんだや、基板がこて先の熱が高すぎて焦げてしまう事がある(温度調整ができない為)
というトラブルが多かったのですが、こちらを購入してから大分減りました。
ちなみに無鉛はんだの場合ははんだをのせるのに若干温度が必要ですが、はんだ吸い取り線などを使う場合を含めても、おおよそ270~370度くらいの温度で充分実用に足ります。
同時期にRaspberry Pi Pico Wを入手しました。
ちょうど、同時期に秋月電子通商さんからRaspberry Pi PicoとWifi機能付きのPico Wを入手しました。

Raspberry Pi Picoとは?
Raspberry Pi Picoは、Raspberry Pi財団が開発した小型のマイコンボードです。
Pico Wは通常のPicoにWi-Fi機能(IEEE 802.11n)が追加されており、IoT機器やクラウド連携を前提とした電子工作にぴったりの1枚です。
大体1,000円程度の価格帯で入手できます。
早速、PCとUSBにて接続し、開発環境ソフトのThonnyを使ってLチカ(注:対象基板のLEDをチカチカさせる。”Hello World”に相当)を実施します。
言語はmicro Pythonです。
import machine
import utime
#対象を指定
led = machine.Pin("LED", machine.Pin.OUT)
#LEDを1秒おきに点滅させる
while True:
led.on()
utime.sleep(1)
led.off()
utime.sleep(1)

左下のLEDが点灯。無事に1秒おきにLチカ出来ました。
ピンヘッダをはんだ付け

さて、今後このPicoをブレッドボード(注:電子回路試作用のはんだ付けしなくても使える簡易基板)で試作をしたいので、ピンヘッダをPicoの基板にはんだ付けします。
そのままだと難しいので、ブレットボードにピンヘッダを差し、基盤を固定させてはんだ付けしていきます。



はんだ付けしたい部分にフラックスを多めに塗り、鉛入りはんだをのせていきます。
はんだ付けが終わった部分には最後、フラックスクリーナーを塗布し、綿棒やキムワイプなどで付着しているフラックスを拭き取ります。
フラックスの塗布面積が広い場合はKUREのエレクトリッククリーナーを使用しても良いかと思います。

これでブレッドボードに載せて、安定的にジャンパやセンサー等を追加した電子工作の試作をすることも出来るようになりました。
今後、このPico Wで気圧、屋外の室温度を定期的に観測してくれるロガーを作りたいと思っています。
はんだごてを買った結論。とても便利な道具
うーん。このはんだごて。正直、簡単でとても便利です。
むしろはんだ作業が楽しいまであります。
私的に生涯で購入して便利だった道具としてはドキュメントスキャナのScanSnapとマキタの電動工具類(特に18Vインパクトドライバ)に並びますね……。

オペアンプを乗せ換えて音質の違いも楽しめます。
こういったものも簡単にはんだづけして作れます。


電子工作も機械修理も作業難度がグッと下がるので、興味のある方は購入されてはいかがでしょうか。
以上購入して便利だったものの紹介でした。