インドネシアでAIサーバーを立てる話【構築準備編:絶望の「返品不可」を乗り越えて。パーツ集結&いざDCへ!】

こんにちは。

前回、ジャカルタで「こだわりのパーツが見つからない!」と頭を抱えていた私ですが、ついに……ついに全てのパーツが揃いました!

しかし、ここに至るまでには、実は冷や汗をかくような一幕がありました。今回は、インドネシアの商習慣の壁にぶつかった「CPUクーラー事件」と、次なるフェーズについてお話しします。

1. 痛恨のミスと、立ちはだかる「NO RETURN」の壁

事件は、ようやく見つけたと思ったCPUクーラーを手に取った時に起こりました。

今回指名買いしたのは、AMD Ryzen Threadripperに対応した Noctua NH-U14S TR5-SP6。しかし、極限状態での捜索で気が急いでいたのか、誤って別の型番を購入してしまったのです。

気づいたのは、店を出た直後。すぐにレシートを確認しましたが、そこにはインドネシアでよく目にする無慈悲な一文が。

「Barang yang sudah dibeli tidak dapat dikembalikan(一度購入した商品は返品・交換できません)」

あきらめきれず店に戻りましたが、店員さんからは「ルールだから無理だ」と一蹴。領収書にもしっかり明記されています。AIサーバーの心臓部を冷やす大事なパーツ、間違ったままではプロジェクトが止まってしまいます。

2. 泥臭い交渉、そして掴んだ奇跡

ここで引き下がるわけにはいきません。私は拙い言葉と熱意をフル回転させ、店長に直接交渉を試みました。

  • なぜこの型番でなければならないのか
  • どれだけこのサーバー構築に懸けているのか
  • そして、今この場で正しい型番を買い直す準備があること

「NO」を繰り返す店長に対し、何度も説明を重ねました。最終的には私の「Techへの情熱」が伝わったのか、あるいは根負けしたのか、「今回だけだぞ」と苦笑いしながら返品を受け入れてくれたのです!

インドネシアでは、ルールは厳格ですが、一方で「人と人とのコミュニケーション」が状況を動かすこともあります。冷や汗をかきましたが、このハプニングを経て、ようやく全てのパーツがテーブルの上に揃いました。

3. 舞台は「構築(キッティング)」へ

パーツが揃えば、次はプロの手による組み立てです。

現在は、信頼できる現地のキッティング業者と詳細な打ち合わせを進めています。

  • 特殊な構成(3000RPMの爆風ファンなど)をどう最適に配置するか
  • 長時間の高負荷に耐えうるエージングテストの実施計画
  • 万が一の初期不良に備えたバックアップ体制

自作PCの域を超えた、24時間365日止まらない「インフラ」としての信頼性を構築していきます。

4. データセンター(DC)との調整

さらに、マシンの「家」となるデータセンターとの調整も進めています。

2000Wの電力を安定して引き込めるラックの確保、入館手続きの確認、そしてネットワーク回線の冗長性……。ジャカルタのうだるような暑さをよそに、完璧に冷やされたデータセンターへこのマシンを運び込むためのカウントダウンが始まっています。

まとめ:情熱がインフラを作る

CPUクーラーの誤購入という自責のミスから始まった今回のエピソードですが、粘り強い交渉の末に道を切り拓くことができました。

パーツ調達という最大の山場を越え、プロジェクトはいよいよ「物理的な構築」と「DC搬入」というエキサイティングな最終コーナーに突入します。

次回、巨大なファンが唸りを上げ、AIサーバーが産声を上げる瞬間をお届けできるはずです。ご期待ください!

(次回:爆風と轟音!キッティング&DC搬入編へ続く)


Recruit

ディーメイクでは各ポジションで一緒に働く仲間を募集中! エンジニア、デザイナー、ディレクターなど、多彩な職種があります。
一緒に成長していきましょう!

  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする